「お金のありがたさ」は、犬にも分かる?
私が幼かった頃、母親の実家で1匹の犬を飼っていました。
もともとは母親の上司が犬のブリーダーであり、その方から安く譲り受けたそうなのですが、私が物心ついた頃に残念ながら亡くなってしまいました。
私自身が幼かったということもあり、その犬との思い出はそこまで多くないです。
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しかし、イングリッシュコッカースパニエルという鳥猟犬だったせいか、非常に頭がよかったことはよく覚えています。
例えば、祖母が布団を干そうとすると、何も言わないのに布団たたきを持ってきたり、泊りの用事で家族が1人いないと、一晩中、眠らず玄関で待っていたりということがよくありました。
そういった思い出の中でも、ときどき思い出す印象深いエピソードがあります。
ある日、私が母と犬の散歩をさせていると、その犬が突然茂みの中に入って行きました。
何をしているのかと様子をうかがっていると、なんと口に五千円札を加えて茂みから出てきたのです。
本来なら交番に届けるべきなのですが、結局、犬におごってもらったと考え、そのお金は私達の夕食と犬のエサ代に消えました。
お札をくわえてきたときは「たまたま目についたものを持ってきただけだ。」と思っていたのです。
思い返してみると、普段は落ちているものを拾うことはしていなかったのに、私達との生活の中で、お金の重要さを学ぶタイミングがあったのかもしれません。
そう考えると、人間が考えている以上に、犬という生き物は賢いのだと思わずにはいられません。