以前よりは手肌思いになりました
主婦にとって食器洗いや洗濯といった水仕事は毎日欠かせないものとなっとりますが、私もそんな主婦の一人であります。
私の水仕事経験は主婦になる数年前、独身時代に派遣で受付接遇のお仕事をしていた時から始まっています。
私が派遣時代経験した受付接遇のお仕事は、受付ブースで来客対応するだけではなく、お茶出しも大切な業務の1つでした。
コーヒーや紅茶、緑茶をお客様や担当社員さんに出して行くのですが、使った食器類総てを洗う事も私の仕事でした。
当時は毎日の食器洗いは、立派に大家族の主婦の皆さん程だったかと想い起します。
派遣で受付で日々食器を大量に洗う日々から始まって、主婦となって17,8年ほどに至るトータルで20年といったところでしょうか、私は食器洗いは一貫して素手で行っておりました。
それは”堂々たる”にも真冬の水の冷たさの中も含まれます。
当然の様に、多くの主婦の皆さんは水仕事の場でゴム手袋着用されていることも知っておりましたが、私には無縁だとずっと考えておりました。
やっとさえ面倒な食器洗いをするのに、ゴム手袋を着用して行えば面倒くささに輪がかかると思い省いていました。
ですが、3年ほど前の冬から、手のしもやけが重症化一歩手前まで行き、人生初のしもやけでお医者様に見てもらう事になった時から、私は冬場は必ずゴム手袋着用で水仕事をするようになりました。
実はゴム手袋の下には綿の薄い手袋もはめるという2重構造で行う様になって行きました。
受診した先生からの強い勧めでそうするようになりました。
「冬の食器洗いはゴム手袋だけでは不十分、綿の内手袋もしっかりなさいなさい」と言われて、しもやけの重症化を恐れた私はそれを機に、冬場は面倒な気持ちを振り払いながらしっかり手袋二重構造にて水仕事をするようになりました。
こうして私は今や冬には「手肌思い」になりましたが、それ以前の私は冬に自身の手肌に冷水浴びさせ、まるでつらく当たっていたようだと振り返ります。
そして手肌に対し「あの頃はごめんね」の気持ちにもなりますね。